本文に飛ぶ

解説

父の遺志を継ぐのり漁 : NA:宮城県東松島市にある大曲浜(おおまがりはま)。ここでは50年ほど前から、のりの養殖が行われており、その技術は親から子へと受け継がれています。NA:祖父の代からのり漁を営んでいる相澤裕太さん。震災で、最良の師である父親を亡くしました。相澤:父が亡くなってしまって、俺以外の家族は女性だけだったので、男の自分が一生懸命働いて、生活もあるので、支えていかなくてはいけないと一番思いました。NA:あの日、港のすぐ近くにある自宅で大きな揺れに襲われた相澤さん。海の様子を見に行った父親の幸一さんを迎えに行きました。その時、今までに見たことのない海の姿を目の当たりにします。相澤:水が全部一気に引いたんですけど、ただぼう然と海を見る感じで、そうしているうちにあっちの方から津波が来て、一瞬で来たので何も考えられなかった。NA:2人は車で内陸部へと向かいましたが、すぐに津波に追いつかれてしまったため、車を捨て、全力で走りだします。しかし、500メートルほど進んだところで、父の幸一さんは息を切らし、走れなくなってしまいました。相澤:ちょっと立ち止まって待っていたんですけど、その時に「先に行け」と言われて。とりあえず走って逃げれば、後でお父さんが来ると(思った)。NA:その直後、相澤さんは津波に飲まれましたが、運よく通りかかった船に助けられます。幸一さんは3日後、遺体で発見されました。 相澤:僕以外はみんな泣いていました。父に「人前で泣くな」と言われていたので。これからしっかりしていかなきゃいけないという思いの方が強かったです。

メタデータ

教育

利用条件に関する情報がない

非商用

利用条件に関する情報がない

商用

利用条件に関する情報がない

資料固有の条件

連携機関が提供するコンテンツです。資料提供元の利用条件等(外部サイトへリンク)をご確認ください。

データの提供元

NHK東日本大震災アーカイブス

東日本大震災被災者の証言を中心にNHKが持つ震災関連の映像及び音声を収録したサイト。NHKは証言者のプライバシーやその他の権利を守る意味から動画及び音声の再生はNHKのサイト上に制限している。NHKのコンテンツの著作権を含む一切の権利はNHKが保有・管理している。

2024/02/21