阪神・淡路大震災から30年を迎えます

2025/01/16


阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)は1995(平成7)年1月17日に発生し、今年で発生から30年を迎えます。ひなぎくではトップページに、連携機関が保有する関連コンテンツを掲載します。また、阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたって、兵庫県内の自治体、国公立大学が行っている事業やイベントの情報について紹介します。


ひなぎく連携機関提供の関連資料の紹介

阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、ひなぎくでは2025(令和7)年1月16日から1月30日までの15日間、神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫人と防災未来センター 資料室朝日放送テレビ 阪神淡路大震災 激震の記録1995 取材映像アーカイブが収録するコンテンツ5点をトップページに掲載します。ここでは、各コンテンツについて、各機関からのコメントと共に紹介します。


位置 メタデータ 提供元機関からのコメント
西宮市立中央病院 けが人 避難者でいっぱいのロビー

作成者 : 朝日放送グループホールディングス
撮影日 : 1995年1月17日
撮影場所 : 西宮市立中央病院
提供元 : 朝日放送テレビ 阪神淡路大震災 激震の記録 1995 取材映像アーカイブ
地震当日の病院の映像です。被害が大きかった近隣の地域からけが人が多くやってきたため、ロビーで医療措置を行うなど病院スタッフが対応に追われている様子がわかります。大きな災害では十分な医療サービスが期待できないので、自分の身を守るようにすることが大切であることがわかります。
中央上 長田方面(火災状況)

撮影者 : 山下文啓
撮影日 : 1995年1月17日
撮影場所 : 神戸市 長田区 東丸山町3
提供元 : 人と防災未来センター 資料室
阪神・淡路大震災で「被災」というと、高速道路や鉄道の倒壊もありますが、今回は地震時の火災への注意喚起をこめて、震災当日、煙がもくもくとあがる大火災の「長田方面火災状況」を選定してみました
中央下 ルミナリエの様子

撮影者 : 宮野豊子
撮影場所 : 東遊園地
提供元 : 人と防災未来センター 資料室
阪神・淡路大震災で「復興」イベントというと、震災の年の年末に開催された「ルミナリエ」がまず挙げられます。今回は鎮魂と希望の光に満ちた復興に向けての第1歩である「ルミナリエの様子」を選定してみました。
右上 崩れ落ちた阪神新在家付近の高架。手前はコンビニエンスストアに並ぶ人ら。

撮影者 : 前田耕作
撮影日 : 1995年1月17日
撮影場所 : 神戸市 灘区 友田町 3丁目 阪神新在家駅付近
提供元 : 神戸大学附属図書館 震災文庫
阪神電鉄の新在家駅前の様子です。被災者がコンビニに整然と並んでいる向こうに、崩れ落ちた駅が見えます。阪神電鉄の高架は、石屋川車庫を含む御影~西灘間で複数個所の被害を受けましたが、わずか160日で全線復旧しました。
右下 崩れた国道43号岩屋高架橋から落ちたトラック。

撮影者 : 前田耕作
撮影日 : 1995年1月17日
撮影場所 : 国道43号岩屋高架橋
提供元 : 神戸大学附属図書館 震災文庫
倒壊した国道43号線の岩屋高架橋です。大型トラックが巻き込まれているのが分かります。右手の家屋も倒壊し、救助活動をしているのか、人が集まっている様子もうかがえます。交差点の復旧には1996年までかかりました。

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ震災文庫は2013年3月から、人と防災未来センター資料室は2021年10月から、朝日放送テレビ 阪神淡路大震災 激震の記録1995 取材映像アーカイブは2022年2月から 、ひなぎくとメタデータ連携を行っています。また、現在、兵庫県立図書館 フェニックス・ライブラリー震災関連雑誌記事検索及びフェニックス・デジタルライブラリー検索と連携に向けて調整中です。

これらのアーカイブは、阪神・淡路大震災の記録等を収録しています。阪神・淡路大震災の経験を語り継ぎ、その教訓を未来に生かすため、様々な取り組みを行っています。


各機関の紹介

神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ 震災文庫ひなぎくでの検索結果一覧

出版物や研究報告・調査報告・統計資料などの印刷資料の他、電子資料(CD-ROM等)・ビデオ・録音カセット・マイクロ資料・写真・地図など多岐にわたります。

また、デジタルギャラリーでは写真や動画、音声等の視聴の他、地元テレビ局サンテレビの取材映像、「定点写真」のページでは、被災後の同じ場所の復興の様子を見ることができます。


人と防災未来センター 資料室ひなぎくでの検索結果一覧

阪神・淡路大震災の被災状況を物語る一次資料(モノ・紙・写真・映像音声)、二次資料(図書・雑誌)など多岐にわたります。

また、同センターのHPでは、資料室が取り組んだ企画として、「震災資料語り~ものがたり~」を掲載しています。


朝日放送テレビ 阪神淡路大震災 激震の記録1995 取材映像アーカイブ ひなぎくでの検索結果一覧

大阪のABCテレビが保有する阪神淡路大震災の取材映像と、視聴者から提供され、公開の許諾を得た映像、あわせて40数時間分、2000を超えるクリップを災害が発生した際の状況がわかるよう、原則としてモザイクをかけずにそのまま公開しています。


兵庫県立図書館「フェニックス・ライブラリー」
阪神・淡路大震災の記録を紹介・保存するために、震災関連資料(図書、雑誌、チラシ、パンフレット、地図、空中写真等)を集めた展示コーナーです 。「デジタル・ライブラリー検索」ではデジタル化された郷土資料をまとめて検索することができ、フェニックス(震災関連)資料についても図書の画像350件を検索、インターネット上で閲覧することができます。

阪神・淡路大震災30年に関するイベント・関連事業の情報

ひょうご安全の日推進県民会議 「震災30年 阪神・淡路大震災 \ feel and think /
兵庫県で開催される、阪神・淡路大震災30年に関連するイベントの情報を検索することができます。兵庫県が行う阪神・淡路大震災30年事業については、兵庫県「阪神・淡路大震災30年事業の推進」に掲載されています。

神戸市「震災30年事業~阪神・淡路大震災から30年~
神戸市では、「震災30年を未来につなぐ-持続可能なグローバル貢献都市へ-」をコンセプトとした事業が展開されています。ウェブページには、事業の概要や関連するイベント情報が掲載されています。

尼崎市「阪神・淡路大震災30年事業
尼崎市は、阪神・淡路大震災から30年を機に、その経験と教訓を地域や世代を超えて伝え続けるとともに、一人ひとりの防災意識の向上のために、阪神・淡路大震災30年事業を展開しています。ウェブページでは、関連事業について紹介されています。

芦屋市「芦屋市阪神・淡路大震災30年事業
芦屋市は、阪神・淡路大震災から30年の節目にあたり、震災犠牲者への哀悼の意を示すとともに、未来に向けた災害対応力をはぐくむため、阪神・淡路大震災30年事業を展開しています。ウェブページでは、事業の概要、具体的な取組等について紹介されています。

神戸大学 「阪神・淡路大震災30年特設ページ
神戸大学は、防災・減災や復興にかかわる研究に取り組み、研究成果の発信、地域社会への貢献を進めてきました。ウェブページには、イベント、セミナーの案内のほか、地震学、災害医療、歴史学など、さまざまな分野の研究者へのインタビュー等が掲載されています。

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